白菜と豚肉の皿うどん

昨日下半分(軸の部分)を使った白菜1/4の残りと豚バラ肉で皿うどん。これから春先まで白菜は安いので、せいぜいたくさん食べようと思う。

食後のデザートに白バラ生乳ヨーグルト。カップヨーグルト好きなんだけど、最近は何事も機能性ヨーグルトばっかりで(否定はしない)、こういう普通のカップヨーグルトは、意外と貴重なのかも。

駅前の並木も、大分色づいてきた。掃除する人は大変だろうが、この時期が一番好きかもしれないなぁ。

いなり寿司と目玉焼き

昨日食べきれなかったいなり寿司を朝ご飯に。いつもの通り目玉焼きを焼いて、先日買った八丁味噌のインスタント味噌汁を添える。生味噌系のインスタントだったが、粉末の永谷園赤だしと風味はさして変わらない感じだった。

せっかく京都の豆腐屋(近喜)のいなり揚げを使っているので、お揚げは菊乃井の村田さんのレシピ(みんなのきょうの料理)を参考にした。意外にも、出汁を使わず、水、酒、砂糖、しょうゆ(濃口)だけのシンプルレシピ。ただ、お揚げを油抜きしないで炊いていたけど、わたしはやっぱり油抜きしてしまった。あと、煮汁の量があまりにも多かったので半分にして作る。ちょっとぼんやりした味になってしまったが、コンビニのいなり寿司っぽくもあって、わりかし好きな味だった。少しお酒臭さが残っていたので、お酒は煮切ってから使った方が良かったかもしれない。

酢飯は、村田式だとかやく入りになって面倒なので、白ごまだけ入れて自己流で作る。合わせ酢は、ヨコ井という酢メーカーのサイトにある「お酢屋さんのすし酢」を参考に作る。昆布を入れるのがミソで、本当は材料全部を小鍋に入れて軽く加熱するんだけど、せいぜい2合分くらいしかつくらないと、酢も40mlしか使わないので鍋で加熱なんて無理。ご飯を炊いている間の1時間程度昆布をつけ込んでおくだけでお茶を濁す。砂糖と塩のバランスが好みで、結構このレシピで酢飯を作る。

酢飯は1個30グラムずつで。近喜のいなり揚げは肉厚なので、その量では、ちょっと揚げに負けてしまったかもしれない。おそらく、1個50グラムまで入れちゃってもいいんだろうなと思った。

多分、こってり甘辛好きの夫はこういうあっさりいなりはあんまり好かんだろうと思うが、たまには付き合ってもらおう。それにしても、この揚げはかなりおいしかった。こういう肉厚ふっくらな揚げは、関東ではなかなかお目にかかれないので、その点では京都がうらやましい。いなりもいいけど、そのまま甘辛く炊いて、うどんに載せてもいいなと思った。

  • いなり揚げ 5枚(斜めに切って袋にする)
  • 酒 1/2カップ
  • 水 1カップ
  • 砂糖 37グラム
  • しょうゆ 大さじ1

  • ご飯 1合分(300グラム)
  • 白ごま 大さじ
  • 米酢 20ml
  • 砂糖 14グラム
  • 塩 3グラム
  • 昆布 10センチほど

頂き物の、匠紀の国屋の最中を食べる。紀の国屋といえば、おこじゅか生おこじゅばかりで相国最中は食べたことがなかったので、これが初体験。大きくてずっしりしてるけど食べ飽きない味。中のお餅も歯切れ良く食べやすい。最中はそれほど得意じゃないのだけど、やっぱり看板だけあって、これはおいしいな。

国分寺の店舗で買ってきてくださったそうで、いつも午前中ですぐ売り切れてしまうそう。そんなに人気なのに、なぜ倒産してしまったのか。経営は難しい…。

キムチチャーハン

昼はもうチャーハンにすると決めていた。そのためにご飯も朝から炊いていた。玉子を消費したいし、中途半端に残ったかまぼこ、にんじん、春菊を使ってしまいたかったからだ。そしたら夫が「キムチャーでお願いします」というので、なるほどと。確かにキムチも食べねばならなかった。結構酸味の強いキムチだったので、ならばと冷凍庫のベーコン2枚を出して、逸れも刻んで入れる。味付けはいらないかなと思ったが、味見すると少しぼんやりしている気がしたので、さしみしょうゆを小さじ1。

ベーコンを入れたのが結構効いていて、キムチの酸味とよく合っていて、かなりおいしかった。このベーコンは成城石井の、「7日間漬け込んだベーコンスライス」で、たまたま直前に聞いていた平野紗季子の「味な副音声」の成城石井回で、ゲストのイナダシュンスケが成城石井のベーコンを力強く推していて、ああそうそう、うちにもあったよねと思いだしたのだった。これ、確かに、値段のわりにおいしいですよね。

汁物は、レタスの外葉を刻んで、鶏ガラスープの素で軽く煮て、韓国海苔を乗せただけ。ぼんやりした汁だったけど、それでも汁物も添えた方が、お腹の収まりがいいのだ。

「味な副音声」は初めて聞いたんだけど、面白かったけど、いわゆる世間でいう食いしん坊って、本質的に身体が丈夫な人なんだよなといつも思う。食べることってすごく体力のいることで、思うがままに食べられるってそれだけですごいこと。しかも食べたものを言語化するのも大変なことで二重の意味で体力がいる。私も食べることはまぁまぁ好きだけど、どっちかというと食べたいものよりも体調の方を優先しがちなので、本質的には食いしん坊じゃないんだろうなと、Podcastを聞きながら思ったのでした。

食後にコーヒーを入れて、鍵善の菊寿糖。腹に溜まらない甘味の中で、これは私の中でも最上の部類に入るお菓子。うちの鳥も大好物なんだけど、正直外ではこれ、言いにくい。

でも、大好物と言い切るのには根拠があって、和三盆の干菓子をこれを含めて6種類ほど食べさせているのだけど、がっついたのはこれだけなのだ。箱の形も覚えてしまって(いつも12個入りの紙箱を買う)、箱を見るだけでこれが入っているのが分かるので、そわそわしている。鳥もおいしいものが分かるのだろうかと思いながら、少しだけ分けてやる。

夕方に近所のスーパーのイートインで、塩パン練乳クリーム入りとコーヒー。甘塩っぱいというよりも、塩パンと練乳という感じではあったが、おいしかった。

チャーハン

少し前に、夫が、佐藤政人さんがTwitterで紹介していた「とうもろこしと鶏肉の中華風おこわ」がおいしそうだと言っていたのが頭に残っていたのか、とうもろこしを1本買ってきていて、それをチャーハンの具に。他は、ピーマン、ハム、玉子。

オリーブオイルとバターでちょっと強めにトウモロコシを焼き付けてから、他の具を入れてチャーハンを作り、味付けは刺身醤油。これはなかなかおいしかった。やっぱり、生のとうもろこしのおいしさは格別である。おいしい時期にいっぱい食べておきたい。

食後のコーヒーのお供に、佐野老舗の千金丹。私はこれが、なんとなく好きで、時々妙に食べたくなります。この辺だと、三越銀座でしか買えないんですが、タイミングが悪かったのか、今年に入ってからいつ行ってもなくて、ようやく最近入手できました。

あんこを砂糖で固めたものなんですが、お茶にもコーヒーにもよく合っておいしいです。夫は「小城羊羹の外側みたいだね」といっていたけど、確かに当たってる。そうそう、小城羊羹といえば、村岡総本舗のカシューナッツ羊羹とシベリアを食べてみたいんだった。なんか最近は、色んなことを、すっかり忘れてしまうんだよなぁ。

丸豊

丸豊で買ったおにぎりでお昼ご飯。私はサーモン巻きに助六。夫はシャケ(甘口)おにぎり、焼きたらこおにぎり。全部でだいたい1000円だったかな。本当は、以前食べておいしかったおはぎを買いたかったけど、聞いたら夏場はやっていないそうだ。

以前買った時、店のおじさんが奥で握っているおばあさんに罵詈雑言浴びせていてびっくりしたけど、今日店に立っていたおばさんも同じくらいクチが悪くて、やっぱり驚いた。でも、おにぎりはおいしいので、多分また買うと思う。

本当は、お昼はサーモン巻きだけにして、助六は夜に回そうと思ったのだけど、結局全部食べてしまった。このおいなりさんは、具も何も入っていないただの酢飯なのに、妙に後引く味でおいしかった。夫も、このおにぎりだったら1個で十分だなと言いながら、結局2個食べてしまっていた。

おにぎり屋さん全般的に言える話なんだけど、もう少し小さく握ってくれると、あれこれ具の種類を楽しめるのになぁ。それとも大きくないと、おにぎりじゃないのかしら。

夕方にスーパーに買い物に出て、パン屋のイートインでミルクフランス。夫に半分こして貰ったら、こんな形で渡された。

よもだそば

歌舞伎座の七月大歌舞伎の3部を見てから、夫と合流してよもだそば。本当は、文化人というお店に行ってみたかったのだけど、ぎりぎり入れるかなーという時間だったものの、今日は売り切れ仕舞いの札。

ここくるといつも、カレーにするか、そばにするか、そばなら揚げ物を入れるか、の3択でものすごく迷うのだけど、今日は結局そばにした。にじますの甘露煮そば。

冷たいのでもらうつもりだったのだけど、伝え忘れてかけそばになってしまった。残念だったけど、これも美味しかったので、よし。夫はもりを食べてたけど、これでいいじゃんすごいおいしいと言っていた。うちの近所にも出店して欲しい。

観劇後なので、やはり少しお茶したい。松屋通りのスタバで、ダークモカフラペチーノ。そんなにスタバに愛着がある方ではないが、ここの店員さんはどこに行っても感じがいいので、印象はいい。夫はアメリカーノ。ものすごく熱々だったそうで、少し飲むごとに水を足しつつ飲んでいたが、最後はほぼ色付きの水になっていた。

歌舞伎座3部は「風の谷のナウシカ」。正味2時間半、かなり凝縮された内容で、緩むところが一切なかったですが、その分、盛りだくさんすぎて観る方にもそれなりに体力が求めらる舞台でもありました。初演を観たときは脚本が良くて感動したのですが、今回そこまで感じなかったのは、説明台詞が増えたからでしょうか。かなり盛り込んでいるので致し方ないのでしょうが。初演を観ているので、色んなところ(衣装、鬘、美術、演出)が初演から洗練されているのがわかって、なんか感動しました。歌舞伎っぽい演出が増えたような気がしました。このままぜひ、3年から5年おきに上演を繰り返して、折に触れて上演される舞台になって欲しいです。

米吉くんのナウシカは、ニンに合っていて、とてもよかった。こういうキャスティングができる菊之助は本当にすごいなと思う。自分の企画なのに主役を譲るって、なかなかできることじゃないと思う七之助のクシャナも良かったけど、菊之助のクシャナもなかなか。二人のアプローチがそんなに違っているとは思わなかったので、これはもう好みの問題だと思う。

絵看板も描き下ろし。これはポストカードにして売ったらいいのに。

今日の午後に、團十郎襲名の演目が発表になっていて、勧進帳と助六は分かるんだけど、新之助の襲名演目で毛抜を出すそうで、SNSが騒然としていた。9歳の子がやる演目かと言われれば確かにそうで、初っ端からケチがついて、新新之助には気の毒な話でもある。あと、いくらなんでも、演目数が少なすぎではという人もいて、それもわかる。ちなみに、3部の幕間でこの話をしている人を全然見かけなくて、それは、2部と3部ではだいぶ客層が違うということなのだろうか。

ホテルに戻って、昨日酒屋で買って冷蔵庫に入れておいた豊潤 大分三井 特別純米(小松酒造場)を開ける。一緒に買ったちょっといいつまみを開けるのは忍びなく、コンビニで調達したチータラをお供にマグカップで飲む。

栓を開けると軽く発泡しており、薄く白濁しています。香りはさほど強くはないものの、ドライの白ワインに似た酸味があり、いわゆる日本酒の味を想像して飲むと、あまりに大違いなので戸惑います。酸っぱくて、後口にごく軽く苦みがあり、余韻は少なめ。全体的には軽めの味わいで、食前酒に向いています。飲み慣れないなーと思いつつも、わりにすいすい飲んでしまう。結果的に、結構好きな味なのかも。

地雷也

お蕎麦を食べた後にデパ地下をぶらぶらして、観劇の合間に食べる軽食を調達。歌舞伎座の2部を観てから、ホテルにもどって軽くつまむ。お蕎麦が思いのほかボリュームがあって、お腹減らないかなと思っていたんだけど、案外ほんのりとお腹に隙間ができていたし、ひとつつまむと、思いのほか食べられてしまう。恐ろしや。

実は、地雷也の天むすを3個食べた後、夫用に買ってきたまい泉のヒレカツサンドも2切食べてます。

今日は風が通って程よく涼しかったけど、三原橋のベンチではミスト噴霧が元気よく噴き出していた。あれを浴びてみたかったけど、なんとなく自重してしまった。

2部の感想だけど、なんだか言葉にしにくいなぁというのが正直なところ。SNSに普通のファンの方の感想が少ないのは、なんとなくわかる気がしました。

にょろ助

銀座に出て、にょろ助で鰻を食べる。少し前にフリーで行ってなんとなくよかったので、再訪。ここの店の一番ありがたいのは、通しでやっているところ。もちろんおいしいってのもあるんだけど、特に銀座は中休みを取る店が多いので、中途半端な時間に行ってもちゃんとしたものが食べられて、飲める店って、ありがたいわけです。

隣のテーブルの会話がほぼ筒抜けな半個室に通されて(そういうの嫌じゃないです)、板さんっぽい感じの人が、今日の鰻ですって、木箱に入った生きている鰻を見せにきた。なんかそういうプレゼンテーションって、銀座っぽいなと思ってしまった。

まずは煮凝り。鰻やさんに限らず、メニューに煮凝りがあると、とにかく頼んじゃう。お酒は、刈穂の山廃純米吟醸。

前回行った時に、今度は串物を食べよーと思っていたので、いくつか。肝、くりから(塩)、カブト。

くりからというのは、切れっ端を串に刺して焼いたもので、本来は気楽な食べ物だったようですが、お店によってはきれいに捌いた身をくるくる巻いてちゃんとした一品料理にしているところもあって、ここのはそっちみたいでした。たれと塩と梅が選べましたが、塩で頼んでみたら、脂がガッツリ落ちて、カリカリふんわりな上品なお味でした。備え付けの山椒ペーストがとてもよく合う。

カブトは、いわゆる半助だと思うのですが、関東育ちなので半助初体験。今日食べたのは、しっかり焼かれて骨せんべいみたいでした。半助豆腐に軽く憧れているのですが、そういう料理は大阪に行かないと食べられないのか。肝はもちろんうまい。夫は内臓系はほぼダメなのですが、不思議とこれは好きなので、2本頼む。

お惣菜から、ねぎぬた。ねぎの茹で加減がいい塩梅で、おいしい。とうもろこしのかき揚げがあって、一瞬ときめいたけど、鰻を食べにきているので、鰻以外の高カロリー食品はなんとなく控えるべきかなと自重した。

夫は鰻重の並を注文。ここは、並(1尾)、上(1.5尾)、特上(2尾)というサイズ展開でその上に、さらに極み(太鰻1尾)、極上(太鰻2尾)があります。特上と極上は白焼蒲焼の食べ比べが可能なので、特上を頼んでみたら? と勧めてみましたが、結局、今回も並で。実際、並でもなかなか結構なボリュームです。

そこから少し取り分けてもらって、私はミニミニ鰻丼で。ここは関西式の蒸さずに焼くだけだし、タレも甘味の少ないすっきりした感じなので、かなりあっさりめ。おいしいです。

お酒のお代わりして(天狗舞山廃純米吟醸)、茄子田楽。確か、鰻茄子田楽を頼んだつもりだったが、鰻はどこか…と突き回しつつ食べたけど、多分、茄子田楽だと思います。これはこれで美味しかったので、もういい。刈穂よりも天狗舞の方が好きな味だったので、今度は天狗舞を最初に2合頼んじゃってもいいかな、と思いました。

2時間制なんだけど、夫婦二人で食べる分にはお釣りの出る時間。外に出ても、まだまだ明るかった。

ちょろちょろ買い物してから、銀座プレイスの地下にある春水堂でお茶。

夫は鰻で満腹で、もうあったかいお茶でいいと言っていたのだけど、心変わりして、タピオカ鉄観音ミルクティー。私は愛玉マンゴージャスミンティー。さっぱりしておいしかった。

思ったよりも奥行きのある店内で、ゆったりできていい雰囲気。実際、女性の一人客が多かったのだけど、なんかわかる。今度は、ご飯を食べに来ようと思いました。

ガパオ

先週作ったガパオを温め直して、お昼に。バジルの風味は飛んでしまっていたが、それなりにおいしい。玉子はカリカリトロリが苦手な夫のために、揚げ焼きじゃなくて、蒸し焼きに。これもまたよし。

少し残っていたモロヘイヤを味噌汁の具にして、大分冷蔵庫掃除が片付いてきた。2人だと食料の消費が早い。

食後に、参院選の期日前投票に行く。駅ビル内の市民センターに行こうと思ったが、投票券に同封されていた注意書きに、3日から混むので余裕を持ってくるようにとあったので(前回は最大45分待ちを記録した日もあったそうな)、市役所で済ませる。案の定がら空きだった。最近はあんまり手書きで字を書く機会がないので、本当に正しく漢字を書けているのか結構気になってしまい、何度も見返してから投票した。

駅前は再開発が一段落して色んなお店があるんだけど、案外、ふらっと入ってゆっくりお茶できる店が少ない(あるにはあるがちょっと狭くてせわしない店が多い)。昔はそれなりに喫茶店の多い街だなと思っていたのだけど、気づけばほぼ全部なくなってしまった。

チェーン店のパン屋のイートインでミルクフランスとホットコーヒー。お茶タイムな時間帯だったので、近くのカフェチェーンは軒並み満席なのにここは空いてるなと思ったら、冷房が全然効いていなかった。皆よく分かってる。

少し回り道をして、スーパーのパン屋のイートインで、またコーヒーとミルクフランス。どれだけミルクフランスが好きなのだろうと思うが、本当のことを言うと、もうここ数年、本当においしいなと思うものには出会えてない。大好きだったものはみんな、お店自体がなくなったか、遠くに移転してしまって手が届かないものになってしまった。

長谷川町子記念館 喫茶部

夫が、俺が鳥を見てるから行ってきなよと言うので、長谷川町子美術館/記念館の企画展「町子かぶき迷作集」を見に行きました(2022年7月24日まで)。記念館1階の喫茶部でミルクコーヒー。

完全に出不精になっていたので行くか行かないかぎりぎりまで迷いましたが、やっぱり行って良かった。

家に籠もっていると、それはそれで不自由はないのだけど、外に出ると不思議な開放感があって、それに伴って頭の動きもいつもとは少し違うものになって、それは籠もっていると分からないものでもあることが、今更ながらよく分かった。ゆでガエルというのは、そういうことなんだろうと思う。まだ老け込む年でもないし、もうちょっと外に出ようと思いました(そう思うのは今だけなんだろうけど)。

桜新町駅から地上に出ると、すぐにこの看板。

看板の脇にある磯野家の銅像。桜新町にはいくつかサザエさん像があるそうですが、時々ニュースになる波平はここのかしら。

少し間を開けて、フグ田家の銅像。

サザエさん通りを歩いて美術館/記念館へ。桜新町は清潔感があって落ち着いた雰囲気の街でした。さすが都内有数の高級住宅地。

現金がほとんどないのに気づいてコンビニに寄ってから、回り道をして美術館/記念館に向かう。えらい立派な松のある公園を通ったら、それが通称サザエさん公園といわれる緑地でした。奥に磯野一家の銅像があります。

長谷川町子美術館/記念館は、通りを挟んで美術館と記念館に分かれています(入場料は両館合わせて900円)。こちらは記念館の方。町子さんとサザエさんといじわるばあさんが並んだ銅像は、お子様にも大人気なので、余所のお子様が映り込まないように撮るのは、結構大変でした。

お目当ての企画展は、記念館の2階の企画室で展示されていますが、それを知らず、美術館→記念館1階の順番に見てしまったため、ここについた時点でもうヘトヘトでした。でも、展示はなかなか結構で、漫画家の生原稿を見られるのは面白かったし、なにより海老さまの直筆のお手紙を見られたのがよかった。思いの外筆まめで外面がよく愛嬌のある人なのだなと思いました。案外女性誌でイラストルポをやっていて、その記事も展示していましたが、彼女の歌舞伎愛溢れるルポ記事はかなり面白かった。

面白かったので、購買部で『町子かぶき迷作集』を買いましたが、これは2002年に朝日新聞出版社から出したもので、もとの姉妹社版の単行本の半分だけを文庫化したもの。全部載ったのも欲しかったな、残念(全部を掲載した単行本は売れなかったので早々に絶版にしたそうです。さすがマー姉ちゃん…)。

長谷川町子美術館/記念館は、小さな建物の割に空間を贅沢に使っていて気持ちがいいし、案外座るところも多い。ここ、よかったですよ。

喫茶部限定の100円割引券。使っても日付のハンコを押して返してくれるところが、私みたいな何でも持ち帰りたい人間にとっては、嬉しい配慮。

飲み物を注文すると渡されれる札。番号ではなく、キャラクターで呼ばれるのだが、私は「タマ」だった。聞き耳を立てていると、「波平さん」「タラちゃん」「いじわるばあさん」「サザエさん」までは確認できた。

購買部で売っているグッズもどれもこれも可愛くて思わずあれこれ買ってしまったが、喫茶部で使用しているこのカップは非売品だそうです(下に敷いている紙ナプキンは売っています)。柄はランダムで、どんな柄かはお楽しみとのこと。今回は、マスオさんがペリカンに餌をあげている絵柄でした。このカップええなぁ。

ちなみに、喫茶部で注文した人は、マンガ読み放題です。『サザエさん旅歩き』を読んだけど、面白かった。長々と描くのではなくて、ハイライトをつなぎ合わせて1本の話にする、その手際が本当にうまいなぁと思いました。